第 2 回 甲子園干潟シギチドリ観察会


日時:2008年5月4日(日)
場所:甲子園海浜公園・尼崎フェニックス埋め立て地

地図:甲子園海浜公園

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解説:

 昨年度に引き続き、内山さん企画の甲子園干潟シギチドリ観察会が行われました。今年は、京都教育大学の大学院生も参加していただいたおかげで若さあふれる会となりました。
 今年は、昨年より1ヶ月早くに実施したため、目的であるシギやチドリの仲間が数多く見られ、非常に有意義でした。
 ただ、チドリにしろシギにしろ、細かい同定についてはしっかりと細かい点まで観察をしないとわからない。しかも、次から次へと新しい種が出てきて、とまどうことが多かったです。
 まず、JR甲子園口で待ち合わせをし、早速、甲子園海浜公園へと出発しました。甲子園海浜公園では、磯へと繰り出し石をひっくりかえすと、わさわさとヒライソガニやケフサイソガニがわらわらと逃げ出します。
ケフサイソガニのはさみの根元を確認して毛がついていることで違いがわかることや、おなかの部分で雌雄の区別をすることを知った。
また、岩にはフジツボ・マガキ・イボニシガイが数多くついており、またタテジマイソギンチャクやアナアオサも引き潮で海中に浸かっていなくても耐えていることに感心したりした。
 十分に磯の生物に堪能した後、浜辺の植物たちを観察した。人に踏み荒らされないようにひもで囲って保護していた。植物としては、ハマヒルガオ・ハマダイコン・ハマユウ・コウボウムギ・コウボウシバを見ることができた。

 次に、海浜公園を東へと進み、いよいよ今日のメインである鳥を観察した。最初に、アオサギ・コサギのように大型のサギの仲間がまず目に入った。
そして、キアシシギ・トウネン・コチドリ・シロチドリなどを観察するものの、なかなか区別がつかず、難しいことがよくわかった。
そこで登場するのが、内山さん持参のフィールドスコープである。これで見せていただくと、鳥のそれぞれの特徴である模様がよくわかり、違いも歴然である。
にしても、鳥の素人にはなかなか難しいものである。

 武庫川の河口へと近づくと、気持ちよさそうにひなたぼっこをしているカワウや、ユリカモメの団体さんが迎えてくれた。
 また、ヒドリガモやホシハジロなどのカモ類が優雅に水面を泳ぎ、コアジサシは何回もダイビングを繰り返していた。
 シギ類も多くおり、くちばしが下向きに反っているチュウシャクシギ・上向きに反っているソリハシシギ、それに、キョウジョシギ・ダイゼン・メダイチドリが見られた。

 最後に、車で尼崎フェニックス埋め立て地へと場所を変えた。
 ここはシギやチドリの仲間やコアジサシが数多くいた。

動画もあります、こちらからどうぞご覧ください。

撮影機材:
Canon Digital Kiss N
TAMRON AF 18-250mm A18
Canon MACRO LENS EF-S 60mm

※[original]は、撮影時そのままのものと、無劣化でトリミングしたものとが混在しています。

☆干潟の鳥

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キアシシギのGifアニメ No.1 コアジサシのGifアニメ No.2
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アオサギ[original]
優雅にただずむ
キアシシギとハマシギ[original]
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シロチドリ・キアシシギ・ソリハシシギ・メダイチドリ・アオシギ[original] メダイチドリ・トウネン[original]
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ユリカモメの団体さん[original] ユリカモメ[original]
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ユリカモメ[original] ユリカモメ[original]
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カワウ[original] カワウ[original]
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アオサギ[original]
後頭部の冠羽に注目
アオサギ[original]
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アオサギ[original] アオサギ[original]
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コサギ[original] コサギ[original]
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コサギ[original] コアジサシ[original]
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ダイゼン[original] ダイゼン[original]
胸から腹にかけて黒い帯が特徴
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ダイゼン[original] ダイゼン[original]
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アオシギ[original] ハマシギ[original]
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ハマシギ[original]
腹あたりの黒い模様が特徴
ハマシギ[original]
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キアシシギ[original]
足が黄色っぽい
キアシシギ[original]
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キアシシギ[original] キアシシギ[original]
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ソリハシシギ[original]
くちばしが上方に反っています
ソリハシシギ[original]
足がキアシシギよりもより鮮やかな黄色
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チュウシャクシギ[original]
くちばしが下方に反っています
チュウシャクシギ[original]
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チュウシャクシギ[original] チュウシャクシギ[original]
tounen.jpg(24997 byte)
トウネン[original]
頭から胸のあたりが黄色っぽい
 
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ヒドリガモ[original] ホシハジロ[original]
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コチドリ[original]
目の周りが黄色のふちどりあり
コチドリ[original]
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シロチドリ[original]
目の周りはコチドリのようにふちどりなく胸の黒帯が切れる
シロチドリ[original]
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シロチドリ[original] シロチドリ[original]
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メダイチドリ[original]
くちばしから目にかけて黒い帯と頭・胸が赤っぽいのが特徴
メダイチドリ[original]
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メダイチドリ[original] メダイチドリ[original]

☆干潟の生物

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アナアオサ[original] ケフサイソガニのはさみの根元に毛がある[original]
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イソガニ[original] イソガニ[original]
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イボニシガイ[original]
オリジナルをよく見ると、イボニシガイにタテジマイソギンチャンが付着しています
イボニシガイ[original]
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チチュウカイミドリガニ[original]
船のバラスト水によって運ばれたと考えられる外来種
イワフジツボ[original]
小型のフジツボ類

☆砂浜の植物

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ハマダイコン・全体[original] ハマダイコン・花[original]
hamadaikon_fruit.jpg(35275 byte) hamahirugao_all.jpg(72709 byte)
ハマダイコン・果実[original] ハマヒルガオ・全体[original]
hamahirugao_flower.jpg(38689 byte) hamahirugao_leaf.jpg(42180 byte)
ハマヒルガオ・花[original] ハマヒルガオ・葉[original]
kouboumugi_all_f.jpg(68387 byte) kouboumugi_ho_f.jpg(54932 byte)
コウボウムギ・雌株・全体[original] コウボウムギ・雌株・花穂[original]
kouboumugi_leaf_f.jpg(59369 byte) kouboushiba_all.jpg(64661 byte)
コウボウムギ・雌株・葉[original] コウボウシバ・全体[original]

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