Windows NTサーバー ツールのインストール

クライアント機に、[Windows NTサーバー ツール]をインストールすることによって、クライアント機から、ユーザーアカウントの登録・変更・削除、パスワードのリセット、フォルダやファイルに対するアクセス権の変更などができるようになります。


サーバーツールのインストール

  1. [Windows NT 4.0 Server] Disk1 の CD-ROM を用意する。

  2. [マイコンピュータ]→[CD-ROMドライブ]→[client]→[srvtools]→[win95]を開く。

  3. そのフォルダ内にある [readme.txt] をメモ帳で開いて、よく読んでからサーバーツールをインストールする。

ユーザーアカウントの変更など

  1. ステップUで作成した管理用アカウントでログオンする。
  2. 下図のように、[Windows NT サーバーツール]→[ドメインユーザーマネージャー]をクリックする。


  3. [ユーザーマネージャー]を起動する。
    ◆ユーザーアカウントの追加や削除・グループの追加・削除ができます。

    変更したいユーザーをダブルクリックする。
    ◆フルネーム、説明、パスワードの変更
    ◆パスワード オプション設定


    ◆グループの設定


    ◆ユーザー環境プロファイルの設定


  4. 上記の変更が、サーバー機ではなくコンピュータ室のクライアント機でできるところが便利でよい。

パスワードのリセット

  1. ステップUで作成した管理用アカウントでログオンする。
  2. [ユーザーマネージャー]を起動し、パスワードをリセットしたい生徒名をダブルクリックする。


  3. [パスワード][パスワードの確認入力]の二ケ所のを削除する。
    [ユーザーは次回ログオン時にパスワード変更が必要]のチェックをつける。
    それ以外のオプションのチェックはつけない。
    [Ok]ボタンを押す。

  4. 該当の生徒が自分のユーザーID、パスワードは無しでログオンすると、[パスワードの期限が切れました。]とのメッセージが出る。
    そのまま[ok]を押して次に進み、パスワード入力ダイアログボックスの二ケ所に同じパスワードを入力する。
    さらに、Windos98の場合は、もう一度パスワードを聞いてくるので、同じパスワードを入力する。
    ※この下線を引いた箇所が重要な点で、Windos98のシステムが以前のパスワードを記録しており、新しいパスワードを正しいパスワードと見なしません。そこで、手作業で、クライアント機の[c:\windows\(ユーザーID).pwl]のファイルを探し削除する必要があります。

セキュリティタブの使用方法

少なくとも、セキュリティタブの使用方法をマスターすれば、かなり使い勝手がよくなりますし、セキュリティも高くなります。
  1. アクセス権の設定をしたいフォルダを右クリックして、プロパティダイアログを出す。
    [アクセス権]ボタンをする。


  2. 例えば、下記のフォルダでは、[Domain Admins],[Teacher]にフルコントロールを、[Club]に読み取りのみの権限を与えている。
    ここで注意すべきことは、少なくとも必ず、[Administrator]グループをフルコントロールで入れることです。


  3. [追加]ボタンで、グループやユーザーを追加する。


  4. グループに含まれる全員ではなく、何人かを追加したいときは、さらに、[メンバー]ボタンをクリックして、ユーザーを追加する。


  5. [アクセス権の種類]を決定する。