CGI の導入

ステップTで、ActivePerl をインストールしていることが必要です。

CGIとは、サーバーのプログラムを実行するインターフェースです。CGIで記述する言語はサーバーで動作する言語なら何でも構わないのですが、通常は、コンパイルの必要のないPerlが利用されます。本校でも、Perlを利用しています。


CGIが動作するように設定する

(サーバー機[Windows 2000 Server]で作業する)

まず、CGI設置フォルダを仮想フォルダとして設定します。

  1. 『管理ツール』にある『インターネットサービスマネージャ』を起動する。


  2. [既定のWebサイト]を右クリックし、[新規作成]→[仮想ディレクトリ]を選択し、作成ウィザードを起動する。


  3. エイリアスは[cgi-bin]と名付け、フォルダは[C:\cgi-bin]とする。
  4. 作成した仮想フォルダを右クリックし、[プロパティ]を選択し、[仮想ディレクトリ]タブをクリックする。
    ◇[スクリプトソース アクセス][書き込み]にチェックを入れる。
    ◇[実行アクセス権]を[スクリプトおよび実行可能ファイル]に変更する。


  5. [構成]ボタンをクリックする。


    [追加]ボタンをクリックし、ダイアログを出す。

    ◆[実行ファイル]は[C:\Perl\bin\perl.exe "%s" %s](ActivePerlのインストール場所によって異なる)を入力する。
    ◆拡張子は[.cgi]とする。
    ◆動詞は[制限]にチェックを入れ、[GET,HEAD,POST]を入力する。
    ◆スクリプトエンジンのチェックは外す。

    再度、[追加]ボタンをクリックし、同様に拡張子[.pl]について追加する。

CGIの動作確認

例によって、HELLO プログラムです。
  1. メモ帳などのエディタを起動します。
  2. 下記のソースを記入します。
    #!c:\perl\bin\perl

    print "Content-type: text/html\n\n";
    print "<html><head>\n";
    print '<META HTTP-EQUIV="content-type" CONTENT="text/html; charset=x-sjis">';
    print "\n";
    print "<title></title></head>\n";
    print "<body>\n";
    print "Hello!\n";
    print "</body>\n";
    print "</html>\n";

  3. 上記で指定した仮想ディレクトリに保存します。例として[C:\cgi-bin\hello.cgi]とします。

  4. インターネットエキスプローラーを起動して、URL に 例えば[http://host/cgi-bin/hello.cgi]とした時、[Hello!]と表示されれば、成功です。

  5. 動作することがわかれば、インターネットで信用のできるフリーの CGI を捜して、[C:\cgi-bin\]フォルダにインストールし、ソフトごとに環境設定をすれば、使用できるようになります。
    ただし、ほとんどのものはインターネット上での UNIX サーバーでの使用を考えて作成しているので、少し手直しが必要なものも多いので要注意です。
    残念ながら、このあたりはプログラミングの力も必要となってきますので、上級者向けです。